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税金とは

税金は何のためにあるのか?「公平・中立・簡素」の3原則

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税金ってなんで納めないといけないの?

今のこのご時世、このように思う人も少なくないと思います。

いったいなぜでしょう?笑

今回は、税金は何のためにあるのか?わかりやすく見ていきます

 

 

税金は何のためにあるのか?「公平・中立・簡素」の3原則を知れば税金の存在理由がわかります

税金は何のためにあるのか?

それを理解することで、税金に対する考えが変わるもしれません。

税金というシステムについて、人それぞれ思うところがあるかと思います。

そもそも、税金は何のためにあるのでしょう?掘り下げます。

 

 

税金が持つ3つの機能

税金には、以下の3つの機能があります

これが税金の存在意義です。

 

税金の3機能

  1. 財源調達機能
  2. 所得再分配機能
  3. 経済安定化機能

それぞれ、どんな機能か見ていきます。

 

1.財源調達機能

財源調達機能は、その名の通り、財源を調達するための機能です。

国の仕事はたくさんありますよね。

 

税収の使い道

国税庁HPより画像拝借

税金は、国民の暮らしに関する様々なところで使われています。

そのための財源を、税金というシステムを使って財源を集めています

これが、税金の持つ財源調達機能です。

 

2.所得再分配機能

今の経済は資本主義経済です。

 

資本主義経済とは

個々の経済主体が所有する財・サービスを、市場を通じて自由に売り買いすることにより、価格の変動により最適な資源配分をはかっていく経済体制

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典より引用

 

これは簡単に言うと、

世の中では自由にモノを売り買いしてOK!価格も自由に決めてOK!価格は欲しいと思う人がたくさんいれば上がる、逆に欲しい人が少なければ下がるよね!

というものです。

この市場経済の結果、国民の間に貧富の差が生じることがあります。

というか既に生じてしまっていますよね(^^;;)

所得再分配機能は、この富の偏りを調整する機能です

具体的に言うと、所得税や相続税など、所得や資産が多い人ほど課税率が高くなる仕組みを取っています。

この課税率が高くなる仕組みを累進課税と言います。

累進課税を採用することにより、所得の再分配を図ります。

 

3.経済安定化機能

この経済安定化機能は、累進課税に備わっている機能です。

累進課税により、経済は以下のように動きます。

  • 好景気時:税収が増える。世の総需要が抑制する方向に働く
  • 不況時:税収が減る。総需要が喚起される方向に働く

このように、景気変動に応じてその景気の変動を自動的に小さくする機能が税金には備わっています

この経済安定化機能を、ビルト・イン・スタビライザーと言います。

 

税が正しいものであるための「公平・中立・簡素」という3原則

税金にはどういう働きがあるのか、おわかりいただけたかと思います。

税金がないと国はやっていけません。

なので、国民には納税の義務があります。

そういう意味では、この国はみんなで納税しあってできています。

そして、その税制をいったいどのように構築することが望ましいのだろうか?という3つの基本となる考え方が税金にはあります。

それは、「公平・中立・簡素」です。

この3原則はどういう意味を持つのか?詳しく説明していきます。

 

「公平」じゃないと納得できない

納税が義務である以上、納税者としては、税金がちゃんと公平なものじゃないと納得できません。

「税が公平であること」というのはかなり難しいテーマです。

実際、この税金は公平か、そうじゃないか?という話題は昔からあります。

そもそも、税の公平ってなんなのでしょうか?

 

税の公平には垂直的公平と水平的公平の2種類ある

税の公平には、垂直的公平と水平的公平の2種類があります。

 

垂直的公平

垂直的公平とは、「所得や資産が多い人は、税金を多めに負担してね、逆に、所得や資産が少ない人は税金の負担が軽くてOK」という形のものです。

これを、より専門的な言葉で「所得・資産階層の上下から捉えた公平性」と言います。

例えば、所得税はこの性質が強いです。

所得税の本来的な性質「資産所得重課・勤労所得軽課」も、税を負担する経済的能力を考慮された上での垂直的公平な考えに則ります。

ちなみに、税を負担する経済的能力を担税力と言います。

 

水平的公平

水平的公平とは、所得や資産が同等の人には同等の税を負担させるという考えです

これを、「同一階層における公平性」と言います。

サラリーマン・個人事業主・主婦・投資家・農民・士業・公務員など、職種は問わず、公平であるべきです。

 

「中立」により個人の消費や経済活動における選択が妨げられない

中立は、財務省の定義によると、「税制が個人や企業の経済活動における選択を歪めないようにする」というものです。

例えばある特定のモノやサービスに課題な税が掛けられたとします。

そしたら、消費者としては、そのモノ(サービス)は利用したくない!ってなりますよね。

このように、国民の消費や経済活動の妨げにならないよう、税は超過負担や軽減をできるだけ無くしていきましょうとなっています。

 

税制はできるだけわかりやすいものに「簡素」

税制の仕組みはできるだけわかりやすくしましょうね、国民が理解しやすいものにしましょうね、というのが簡素です

もし税制が複雑でわかりにくいものであれば、税金の計算は難しくて面倒ですよね。

そうなれば、納税意欲が減退しますし、申告漏れや脱税などが発生してしまいます。

税務当局側にとっても、税額を計算するのが大変で、その分コストもかさんでしまいます。

税制が複雑だと良いことがないんです。

そのような事態を避けるため、税はできるだけわかりやすいものにしましょう!となっています。

 

 

終わりに

税は何のためにあるのか?

税がどのような形であるのが望ましいかの基準となる「公平・中立・簡素の3原則」を見てきました。

この3原則が実際に守られているかどうか・・・は置いといて、この3つが税制として採用されるかのベースになっています。

せっかく素晴らしい考えを持っているのですから、しっかりと守られていって欲しいです。

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