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タックス・ヘイブン

オフショアリークスが日本でなかなか話題にならなかった理由

投稿日:

ジャーナリストの安田さんがシリアでの人質生活から解放されました。

テレビとネットでの報道の仕方に違いがありすぎて面白いです。

テレビでは、「安田さん、本当に良かった」という声が多かったように感じます

 

ネットでは、安田さんが無事で良かった、という話は置いといて、「人身売買ビジネスじゃねーの?」とか「プロ人質家安田ウマル」など、「安田さん、お金儲け目的だったんじゃないの?」という声で賑わっています。

 

情報の関心ポイントが、テレビとネットで全然違っています。

面白いです。

今回は、オフショアリークスの話をするのですが、オフショアリークスに対するリアクションは、世界と日本で全然違います。

安田さんの話を見ていて、なぜだかオフショアリークスのことが思い出されたのでここに記事を書きます。

 

オフショアリークスが日本でなかなか話題にならなかったのは朝日新聞が原因だった?

ICIJ(国際調査報道ジャーナリスト連合)がオフショアリークスを発表した時、タックス・ヘイブンを利用していた人は驚いたに違いありません。

それほど大きな話題でした。

オフショアリークスでは、富裕層の租税回避の仕組みなど、今までは隠れていた情報がドバドバドバっと出てきました

これは、世界ではかなりの衝撃だったのですが、日本ではあまり取り上げられませんでした。

女性のスカートがめくれたのにそれを見ようとしなかったのです。

すごいスルースキル。

この記事では、日本がオフショアリークスという重大ニュースを取り上げなかった理由を掘り下げていきます。

キーワードは「朝日新聞」です。

 

朝日新聞とは

朝日新聞(あさひしんぶん、英語: The Asahi Shimbun)は、日本の日刊の全国紙。朝日新聞社が編集・発行する新聞で、同社のメイン新聞である。販売部数は、全国紙では読売新聞に次ぐ業界2位。

wikipediaより

 

オフショアリークスとは?

オフショアリークスは、2013年にICIJが発表しました。

タックス・ヘイブンに設置された銀行のプライベート・バンキングの資料が調査されたものです

書類数は250万枚で、データ量は260ギガバイトにわたります。

資料の中には様々な重大情報が書かれていました。

世界では「ウィキリークス以来の機密の暴露」と言われています。

 

オフショアリークスに書かれている内容の例

  • タックス・ヘイブンを利用している企業や口座
  • 日本人424人分の個人情報
  • 世界中の政府の汚職
  • 富裕層の租税回避の仕組み
  • 中国共産党指導部の使用した秘密口座
  • 資産隠しをしたのちに何をするかなどの戦略や計画

 

これらの情報は、今までは決して公になることのなかったものです。

そんな情報がオープンになることで、立場をなくす人も当然います。

例えば、ソープのねーちゃんとの2ショット写真を奥さんに見られて離婚した友人がいます。

そんな感じで、情報ひとつで状況は変わるものです。

まさに、パンドラの箱を開けたような話だったので、世界では話題になりました。

そんなパンドラの箱の内容を、もう少し掘り下げていきます。

 

世界の富裕層の情報が公開された

オフショアリークスでは、「タックス・ヘイブン」という、今まではブラックボックスだった情報がオープンになりました。

その中には当然、富裕層の口座などの情報もありました。

 

政治関係者もタックス・ヘイブンを使っている

中国では、習近平国家主席の姉:斎橋橋氏がタックスヘイブンに口座を持っていることが話題になりました。

フィリピンでは、故フェリディナンド・マルコス氏の長女:マリア・イメルダ・マルコス・モノトク氏が、イギリス領ヴァージン諸島信託の受益者であることが特定されました。

それ以外でも、ロシア:イーゴリ・シュアロフ副首相の妻のオフショア口座が特定されましたし、ロシア国営企業ガスプロム社の幹部の名前も上がっていました。

パナマ文書やオフショアリークスでの利用企業名簿は、以下のサイトで公開されています。

ICIJが公開しているものです。

→ https://offshoreleaks.icij.org/

 

もちろん日本企業もタックス・ヘイブンに口座を使っている

丸紅やJAL、東北電力の子会社がタックス・ヘイブンに口座を持つことも明らかになっています。

当時、オフショアリークスの話を取り上げたしんぶん赤旗によると、東京証券取引所上場企業の時価総額上位50社(2013年8月20日時点)の内、45社が少なくとも354社の子会社をタックス・ヘイブンに持っているとのことです。

特に、東北電力の場合はあからさまで、オランダに子会社を持ち、その会社がマレーシアのラブワン島に資産を置いているとのことです。

これにより、東北電力の資産だということがわかりにくくなっています。

日本企業はいかに、節税しているか、おわかりいただけますよね。

 

東京証券取引所上場企業の時価総額上位50社の子会社354社の資本金は8.7兆円

どれだけ少なく見積もっても日本のお金8.7兆円は租税回避のための資金として使われていることになります。

この数値は、各社の有価証券報告書で明らかになっているものです。

中でも三井住友フィナンシャルグループはガツガツいっていて、ケイマン諸島に持っている子会社だけで18社あります。

その18社の資本金合計額は、3兆円にのぼります。

すごいですよね。

ちなみに、株式の3割を日本政府が保有している(つまりは国営チックな)NTTやJTも、多額の資金をタックス・ヘイブンに移していることが明らかになっています。

 

なぜこのような話題が日本でニュースにならないのか

見ての通り、タックスヘイブンは巨額なお金が世界に流れる話です。

にもかかわらず、あまり話題にはあがりませんでした。

ここで、オフショアリークスのキーマン、朝日新聞に目を向けます。

 

朝日新聞がICIJに協力した背景

2013年のオフショア金融に関する調査の際、世界中からジャーナリストが80名以上参加しました。

日本からは、朝日新聞の記者が参加しました。

このとき、朝日新聞側の立場としては、「良いネタがあればなぁ」と思っていたはずです。(新聞社なのでこれは当然ですよね!)

例えば、「タックス・ヘイブンに日本の政治家の隠し財産があるのでは?」とか。

しかし、そこに出てきたのは企業の名前ばかりで、政治関係者の名前はほとんど出ませんでした。

 

オフショアリークスの内容がマスコミにとっては面白くなかった

オフショアリークスが全然盛り上がらなかったのは、オフショアリークスの中身がマスコミにとって面白くなかったからというのが大きな理由だと推測されます。

「自分のスポンサーとして広告を出している企業が多かった」

マスコミにとってこのような内容では当然、ニュースにしづらいです。

どこの会社も自分の会社の経営を優先したことは言うまでもありません。

 

中国はもっとすごい対応だった

パナマ文書の時も、このオフショアリークスの時も、中国は情報の隠し方がえげつなかったです。

NHKやCNN、BCCなど、オフショアリークスの報道を全てシャットアウトしていました。

電波がブチってなるあの感じです。

もしかしたら、中国などオフショアリークスの都合が悪い国から、何らかの圧力を受けていたかもしれませんね。

これも日本でオフショアリークスの話題が盛り上がらなかった理由になり得ます。

 

タックス・ヘイブンの話題はパナマ文書でやっと話題になった

オフショア・リークスのようにタックスヘイブンの機密内容が表に出た話題は、この後も続きました。

2014年のルクセンブルク・リークス、2015年のスイス・リークス、そして2016年のパナマ文書、2017年のパラダイス文書です。

2016年のパナマ文書では、南ドイツ新聞で1週間にわたり40ページもの特集が組まれました。

日本ではその様子がネットで広まって・・・という形で情報が広がっていきました。

これにより、タックス・ヘイブンや大企業の節税の方法、富裕層の資産隠しなど、様々な情報が明らかになりました。

2020年にはグーグルやアマゾンなど世界企業が使っているダブルアイリッシュ・ダッチサンドイッチが使えなくなってしまいます。

こうやってみると、パラダイス文書をきっかけに、世界のお金の動きが変わるとも言えるかもしれませんね。

 

最後に

オフショアリークスが日本でなかなか話題にならなかった理由をお話ししました。

タックスヘイブンは、南ドイツ新聞で特集が組まれて、ネットで賑わいました。

その後に、テレビや新聞各社が情報を取り上げ、世間の話題へと繋がりました。

安田さんは、テレビや新聞では「よくぞ帰ってきた!」という注目の仕方でした。

その反面、ネットでは、「身代金ビジネスだ、クソヤロー」と、話題になりました。

情報の注目ポイントがテレビや新聞とネットでは違うんですよね

どれが正しいとか正しくないとかではありません。

みんなそれぞれ注目の仕方が違うだけです。

このように、1つの同じ事実でも、見方によって話が全然変わります。

様々な側面で物事を判断し、正しい事実を掴んでいきましょう!

 

このサイトは、節税を応援するサイトです。マスメディアを誹謗中傷するものではありません。「オフショアリークスにはこんな側面もあるんだな」と参考程度で見ていただければ幸いです。

 

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