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相続税の4つの納付方法をまとめました【よくある質問Q&A付き】

更新日:

相続税は原則、「現金で一括納付」です。

これはなかなか厳しい条件です。

現金一括納付が厳しい人には、他の納付方法の用意されています。

ここでは、相続税を納めるのは誰か?いつまでに納めるのか?どうやって納めるのか?みていきます。

 

 

相続税の納付方法をまとめました

下記、相続税納付のポイントです。

 

相続税納付のポイント

  • 相続税は、相続人が(相続をする人)納付します
  • 基本的には現金納付です
  • 被相続人がなくなった日から10か月以内に納付します
  • 相続税の計算は自分で行います。(現金の場合は)納付書も自分で作成します
  • 相続税の納付書を持って、銀行・郵便局・税務署・インターネットで納付します(ある条件の下ではコンビニもOK)

 

これが概要です。

ここからは、納付方法について、より具体的な内容を見ていきます。

 

相続税の納付は基本的には現金一括納付です

相続税は、現金での一括納付が基本です

ただし、現金一括納付以外の「例外」もあります。

この例外については、後ほど詳しく見ていきます。

 

誰が納付するのか?

相続税は、財産を相続した人(相続人と言います)が納付します

相続人が複数いる場合は、相続人それぞれが納付書を作成し、納付します。

 

いつまでに納付するのか

相続税の納付期限は相続開始日から10ヵ月以内です

相続開始日というのは、被相続人が亡くなった日です。

人が亡くなった後というのは、するべきことがたくさんです。

相続税納付までの流れを作成したので参考にしてください。

 

相続税納付までの流れ

相続税納付までの流れ

 

「相続税の納付」という作業は、一連の手続きの最後です

 

相続税の納付書は自分で作成

現金納付の場合は納付書が必要です

相続税は、「はい、あなた1,000万円!」などと、税務署から請求書が届くわけじゃありません。

用紙を税務署で受け取り、自分で納付書を作成します。

税理士に申告書作成を依頼すれば、よほどズボラな税理士以外は納付書を作成してくれます。

 

どうやって納付するのか?納付方法

相続税の納付方法は基本的に「現金一括」です。

しかし、それ以外にもありますのでご紹介します。

 

相続税の4つの納付方法

  1. 現金
  2. クレジットカード
  3. 延納
  4. 物納

 

1.現金

現金で納付する場合は納付書が必要です。

納付書作成後、それを金融機関等に持参します

そして、窓口にて納付します。

 

2.クレジットカード

国税クレジットカード支払いサイトより、クレジットカードでの納税が可能です。

手数料は掛かりますが、クレジットカードのポイントを貯めることができます。

 

 

ただし、クレジットカードで納められるのは1回につき1,000万円未満です

もし1,000万円を超えてる納税額の場合は、複数回に決済すればOKです1回の決済額が1,000万円未満になります。

全て同じカードで納付する必要がありますのでご注意を。

 

領収書が発行されない

クレジットカード納付の場合は、領収書は発行されません。

 

クレジットカードの利用限度額の範囲内でしか納付できない

例えば、カードの限度額が1,000万円ならば、1,000万円までしか納付できません。

その金額を超える場合は他の納付方法になります。

 

決済手数料は納付者負担

クレジットカード決済の場合、手数料を負担するのは納付者です。

決済手数料は下記です。

 

納付金額 決済手数料(税込)
1円~10,000円 82円
10,001円~20,000円 164円
20,001円~30,000円 246円
30,001円~40,000円 328円
40,001円~50,000円 410円

 

※以降、10,000円を超えるごとに決済手数料が82円ずつ加算されます

詳しい手数料は、「国税クレジットカード支払いサイト」にて試算できます。

 

3.延納

「相続税一括なんて無理だ!」という人には、延納が認められています

延納は不動産での相続遺産が多い人にはよくある話です。

一括納付が厳しい方は、活用しましょう。

 

延納とは

延納は、相続税を分割して納める方法です

延納を認めてもらうためには、一定の条件が必要です。

一定の条件とは例えば、担保の提供です。

延納を利用することで、利子税が発生しますが、その利子税は延滞税よりも安いです。

原則、年3.6%~年6.0%です。

利子税のパーセンテージは、遺産の中での不動産が占める割合や、延納期間によって変わります。

 

延納できる条件

以下のすべての要件を満たす場合、延納申請ができます。

 

延納できる条件

①相続税額が10万円を超えること

② 期限内に現金で一度に納めることが困難であり、かつ、その納付を困難とする金額を限度としていること

③ 延納税額及び利子税の額に見合う担保を提供できること(ただし、延納税額が50万円未満で、かつ、延納期間が3年以下の場合は担保不要)

④ 延納しようとする相続税の納期限又は納付すべき日(延納申請期限)までに延納申告書を税務署長に提出していること

 

4.物納

延納も難しい場合は、現金ではなくモノで納付できます

それが「物納」です。

物納の許可を受けるためには、下記の要件を全て満たす必要があります。

 

物納許可を受けるための要件

① 物納しようとする物が、延納によっても金銭で納付することが困難な金額の範囲内であること

② 物納申請財産が定められた種類の財産で申請順位によっていること

③ 『物納申請書』及び『物納手続関係書類』を期限までに税務署長に提出すること

④ 物納申請財産が物納に充てることができる財産であること

 

物納財産には申請順位がある

②に記載の通り、物納財産には申請順位があります。

順番はきちんと守りましょう。

下記、詳細です。

 

順位 物納に充てることのできる財産の種類
第1順位 不動産、船舶、国債証券、地方債証券、上場株式等

不動産及び上場株式のうち物納劣後財産※に該当するもの

第2順位 非上場株式等

非上場株式のうち物納劣後財産※に該当するもの

第3順位 動産

※他に物納に充てるべき適当な財産がないと認められる場合に限り、物納に充てることができる財産です。

 

第2順位の財産「非上場株式等」による物納は、取得した財産に第1順位のもの「不動産、船舶~」がないときに、認められるものです。

例えば、不動産を受け取った人は、非上場株式での納付はできません

また、不動産は実勢価格ではなく相続税評価額での計算となります。

実際の市場価格よりも安い評価になる可能性もあります。注意です。

 

物納は必ず認められるわけじゃない

物納は申請すれば必ず許可されるというものではありません。

国が「ん~、これは処分(売却等)するのには適していないな~。残念!」と判断すれば却下されてしまいます。

 

どこで納付するのか

相続税は下記の場所で納付できます。

好きな場所をチョイスしましょう。

 

相続税の4つの納付先

  1. 相続税の納付先
  2. 金融機関
  3. 管轄の税務署
  4. コンビニ

 

1.金融機関

銀行、信用金庫、郵便局など、金融機関であれば全国どこでも納付可能です

「好きなときに好きなところで」という時代になりました。

納付書を窓口で渡せば手続きをしてもらえます。

 

 

2.管轄の税務署

税務署の窓口でも納付可能です。

どの税務署で納めるのかは決まっています。

相続税の申告書を提出する税務署です

現金のみの対応で、クレジットカード払いはできません。

 

3.コンビニ

相続税は全国のコンビニでも納付できます。

コンビニでの対応金額は30万円以下です

また、事前準備が必要です。

「納付書の事前作成」「税務署にてバーコード付き納付書の発行」です。

 

相続税の納付方法についてのよくある質問

以下、相続税納付についてのよくある質問をまとめました。

 

Q.他の人の相続税を、自分が納めても良いですか?(納付の立替え)

他の相続人が負担すべき相続税を負担することで、本来負担すべき相続人に対してお金を贈与したことになります。

そのため、贈与税が発生する可能性があります。

もし、別の相続人がまとめて納税する場合は、後日清算をする必要があります。

 

Q.遺産分割前に、被相続人の財産の一部から相続税を納付することはできますか?

はい。できます。

その場合は、相続人全員の同意により、被相続人の預金を解約し、そこから納付することができます。

 

Q.納付期限に1週間遅れてしまいました。延滞税は発生しますか?

はい。延滞税は納付期限を1日でも過ぎてしまいます。

これが延滞税の基本です。

 

Q.納付日付は、相続人全員が同じでないといけないですか?

同じでなくて問題ありません。

 

Q.相続税申告書を提出する前に納付しても良いですか?

はい。問題ありません。

 

Q.他の相続人が相続税を納付していません。自分にも何か影響はありますか?

もし期限を過ぎても納付しなかったら、本人だけではなく、他の相続人へも、税務署からの催促通知が届きます。

相続税は「連帯納付義務」という性質を持ちます。

もしも相続人の誰かが相続税を滞納していたら、その分を他の相続人が納めなくてはいけません。

他の相続人がきちんと納付したか、確認しましょう。

 

最後に

相続税の納付方法を詳しく見てきました。

相続税がいくらになるのか?納付方法はどれが良いのか?

「調べきれな~い」という人は税理士に相談しましょう。

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